【PAM理論】物を売らずに売る!それが行動の自由誘導!

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今回の記事内容

PROCESS AUTOMATION MECHANISMを学んでいこう。通称PAM理論。
行動の自由化・・・それは外部的刺激なしに自主的行動の自由化をおこなう。
文字だけで見てもピンとこない人も多いでしょう、大丈夫です。これから説明していきます。

自動的な行動作りが重要

整理整頓しましょうと言われたら、あなたは100%実行する自信があるだろうか。

ほとんどの人が自信がないと思う。やろうと思っても後回しにしてしまったり、中々出来ないのが人間の性。

では下の絵のようなファイルがあったとしよう。この斜めの線が綺麗にならないような形で保管出来るだろうか。

綺麗に並べられてなかった場合、なんか直したくなる衝動に駆られないだろうか。いや、最初から斜めに綺麗に保管する人がほとんだだろう。

これが自動的な行動作りである。

ゴミを中々ゴミ箱に捨てられない子供の部屋に、バスケットゴール型のゴミ箱を設置したら遊びながらゴミを捨てるようなった。

男性特有の問題である、お手洗い時の便器から飛び跳ねる問題。たまに見かける便器の中にあるハエのマーク、おりゃーとそのハエを目掛けて用を足す、見事に飛び跳ねるを防ぐ。

人間は言われても中々やらないし、意識もしない。しかしこのように自動的な行動を作り出せば・・・

物を売る行為をしなくても、物が売れる。
リテンションを促さないでも、リテンションする。

行動を作る手法は2つある

  1. 行動マーケティング
    コンビニのレジ横にある募金箱、お釣りを貰った時に募金する人も多いだろう。これは行動マーケティングで人の行動を予測している手法。
  2. 行動誘導
    音が鳴る募金箱。どんな音が鳴るのかな、気になるな、試しに募金してみようとなる。これは行動誘導で人の行動を誘導する手法。
    やってみようかなと思わせる、いつもと違う事をさせる、このように非日常な行動をさせるのがPAMである。

PROCESS AUTOMATION MECHANISM(PAM)の作り方

PAMの作るには2つの仕掛けが必要である。

物理的仕掛け + 心理的仕掛け = PAM完成
  1. 物理的仕掛け → 物質的トリガー
    これに有効なのはアナロジー戦略である。アナロジー戦略の事を簡単に説明すると、1つの事で100を理解するという事である。
    経験からその物質(仕掛け)を予想できる。
    外でこんなグラスが置いてある時の行動を考えてみよう。
    なんか飲み物を頼もうかなと思ってしまいますよね。これが物理的仕掛けです。
    勝手に飲み物を飲む、飲み物を買ってくださいと言わずに売ってしまうのである。
    他にも実際の例でコーヒーショップでテーブルにコーヒー焙煎体験として、コーヒーロースターを置いている。これを見た客は焙煎してみたいなと思い、コーヒー豆を購入するのである。
  2. 心理的仕掛け → 心理的トリガー
    これも実際の例だが、とあるBARでお客さん自身がビールをつぐ。
    この時、ビールの黄金比率と言われる7:3で注ぐ事が出来たら、お店からミックスナッツをプレゼントというキャンペーンをおこなっている。
    これを見た客は面白そうだ、やってみようとビールを飲むペースが早くなるのである。
    よくお店でやりがちなキャンペーンとして、ポイントカードで購入数を上げたり、来店数を上げる事をする。このようなBARの場合、客はお酒(ビール)を飲みたくて来店しにくる。その為、ポイントカードではそのお酒(ビール)を飲みたいという目的と一緒ではないので、有効ではない。
    例で挙げたような、ビールを注ぐ行為を促す事が重要である。Duality of Purpose(共通目的にもう1つの戦略)を意識すべきである。

最後に

システムを自動化させる事だけが、ビジネスにおいての自動化ではない。
この人間の行動を自動化させる事で、よりビジネスを成功に導き出せる。
日常の些細なところからでも、誘導させる仕組み作りをおこなう事を意識していこうと思う。

今回もMUPうさぎクラスのLIVE配信の内容をお届けしたが、最後の方に竹花さんがPAM作りで意識している「SCAMPER」という考え方を紹介されていた。
今回の講義の中では詳しい説明が聞けなかったので、内容を知れた時には追記しようと思います。

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